人生は大きく波打つ
荒れた海面を
生きているようだ。
苦労があり喜びがあり
一喜一憂
波だっているそれが人生。
その一方で心穏やかに
凪いだ海面のように
明鏡止水の湖面のように
平穏な生き方もある。
荒波もあり凪もある。
これはどうしたことか?
この世の中は
荒波も凪も同時に存在する
不思議な世界だ。
そして、その二つは
矛盾しない。
荒れた水面。
近くで見れば大変恐ろしい
暴風雨の海だろう。
だが、それをはるか上空
海全体を見渡す天から
眺めてみよう。
水面は穏やかな凪にしか
見えない。
事実は変わっていない。
近くで見れば荒波
俯瞰すれば明鏡止水。
つまりは、視点なのだ。
視座なのだ。
高く高く全体を眺めよう。
広ーく広ーく見渡した時
荒波は消え去る。
広い心。ここにあり。