心がざわついてしまったとき

真っ先にしてほしいことがあります。

 

それは『まず自分を労わること。』

 

家族の言動に、とっさにカッとなり

声を荒げてしまった。

 

お客様の言葉に急激な不安を覚え、

頼りない態度をとってしまった。

 

部下の怠慢に怒りを覚え、

感情的に説教をしてしまった。

 

いずれも心がザワザワしてしまいます。

こんな時、多くの場合、

 

「ああ、やってしまった」

「自分はなんて大人げないことか」

「もっとおおらかでいたいのに」

 

と、自分を責めてしまうように思います。

私も、自責が癖になっている人間です。

 

ここであえて、自分を労わってみましょう。

 

「今のはしょうがない。声を荒げるのも

 無理なからぬこと」

 

「相手を心配しているから、怒りも出る」

 

「あなた(自分)は、よくやっているよ」

 

このように、自分を労わってあげる。

 

内的な人格も、上から「だめだ!」と

統制しようとしては、反発と発散されない

感情をとどめてしまいます。

 

その結果、己を刺す毒として

罪悪感が残ることとなりかねません。

 

まずは、自分を癒し、そのうえで、

 

「あなた(自分)の愛は、どう発露すべきか?

 一緒に考えよう」

 

と共に解決策を模索する。

 

それが自他共に健全に生きる道となるでしょう。