悩み、苦しみは己が全体の流れに

抗っているから生まれる。

 

この世は本当に良くできている。

 

木々が酸素を生み、

われわれ動物が二酸化炭素を生み、

それぞれが唯一無二の存在となっている。

 

人々が何かを望み

経営者がそのための舵を切り

社員がそれを現実化する。

 

全ては奇跡のように調和のとれた

世界である。

 

ここに、己に歪みを感じ、

勝手に不安に、勝手に不足に苦しむ

のが人の面白いところ。

 

実は歪んでなどいないし、

美しく均整の取れたパズルのピースが

自分自身であり

 

さらにはパズル全体も自分である。

 

子供が言うことを利かない。

これは本当に良くあることだ。

 

食事中に立ち上がってどこかに行く。

買い物中にいなくなる。

 

親はついつい、イライラしがちだ。

立つな!ここにいろ!と言ってしまう

 

重大な事実は、私たちは子供を

コントロールすることはできない

ということだ。

 

だからこそ、いうべきこと、

するべきことをしたら

子供にゆだねる。

 

子供はゆだねられると

初めて自分で考える。

 

結果、そう悪いことにはならない。

子供は大人より調和しているから。

 

子供を叱るのは愛ゆえだ。間違いない。

だが、その愛も自我にまみれれば

我欲に変わる。

 

自我にて、我利我利に生きれば、

自然の調和からはみ出すばかり。

 

全体の一部として、

大きな流れは全体にゆだねながら

自身の役割を全うする。

 

それが、苦難を苦難とせず

日々と楽しく朗らかに過ごす秘訣だろう。