つらい時間は長く感じ、

楽しい時間は短く感じる

 

でも、一日を振り返ったとき

 

あっという間に過ぎたと感じる一日の方が

充実感があったりする

 

旅行に行って楽しい!

それは、あっという間の時間に感じる。

 

一方、旅行に行って帰ってきたとき

「旅立ったのがはるか昔のことに感じる」

という不思議な感覚

 

時間感覚とはかくも不思議なものだ

 

『実は時間感覚の正体は感情』

 

感情の高まりは心に深く事象を刻み込まれるので

一日の印象が深いものになる。

 

反対に感情が高ぶることのない一日

だらだら、平坦な一日は

心に事象が刻み込まれないので

印象に残らないものとなる。

 

結局、時間感覚は、どれだけ印象に残ったかどうかで

その重みが決まる

 

では、振り返った一日が充実した時間と

感じるにはどうすればいいか?

 

もうお分かりですよね?

 

心を動かす、感動を増やせばよい。

 

実際に昨日、これを実践してみた。

 

朝から、我が子を抱きしめ、

命の鼓動、生まれてきてくれたことへの感謝

これからの彼の人生への希望を思い

愛情あふれる数分間を過ごしてみた。

 

心がじわーっと暖かくなり、

優しい気持ちがあふれるのを感じ、

感涙に近い感動があった。

 

結果、翌日になっても一日の印象は

その経験が深く刻み込まれ、

「なんと充実した一日を過ごしたのだろう!」

と思い返される。

 

子供を抱きしめていたのは、たかだか5分足らずだ。

それが、なんなら1年、那由他の時間にさえ感じる。

 

これが、時間の正体。感情は時間を瞬間にもすれば

永遠にもする。

 

私たちの感じる時間は、感情の深さによって

その長さを変えるのだ。