人生の悩みの大半は

人間関係だという。

 

家族との関係

子育てにおける親子関係

 

仕事上の人間関係

医師と患者

先生と生徒

 

確かにあらゆる人間関係に

悩みの種は含まれている。

 

反対に言えば人間関係に

びくともしなければ

人生の難易度は

格段に下がるのだろう。

 

その秘訣がある。

 

それは、

相手と心理的に融合することだ。

 

どういうことか?

 

脳科学者によると

私たちは人間としての進化の過程で

「分離戦略」を行ってきた。

 

それは他者と己を区別することが

生き伸びるのに便利だったからだ

そうだ。

 

だが、生命の安全が比較的

守られている現代においては

これが悪さをする。

 

個の分離が

孤立感、嫉妬、管理責任、

承認欲求、依存欲求 などを生む。

 

そう、これは人間関係の悩みの

原因のすべてだ。

 

だから、私たちは戦略を変える。

分離から融合へだ。

 

何も難しいことはない。

人はもともと分離していない。

生物はもともと分離していない。

無機物もすべて分離していない。

 

すべてはつながり、一体である。

それが仏陀の説く悟りだ。

 

そこに戻ればいい。

 

言葉は分離の本質的機能でもある。

あらゆる言葉がつながった世界を

一つものとして切り出す。

 

言葉を手放し、ただその相手を知覚する。

なにも言葉は挟まない。思考も挟まない。

そして、その相手と一体となることを

イメージする。

 

ただ、一体となることに安らかさを感じる。

もともとすべてと一体なのだ。

安らかさはその根本から自然にやってくる。

 

それだけで、人間関係の悩みの種は

消滅する。

 

簡単な方法だ。数分で完了する。

 

なにせ本当は思い出すだけ。

もともと一つなのだ。