心理学では『肯定的意図』という概念がある。
あらゆるものの背景には良い意図がある
というものだ。
例えば、子供が片づけをしない。
それは、今、遊びに熱中しているということ。
好奇心はこの世への愛に他ならない。
上司がアレコレ口うるさい。
裏には部下が失敗しないよう配慮がある。
友人のわがままなふるまい。
その友人は自分を愛し、
自然にふるまうすべを持っている。
自分を愛する人は、
他者を愛することも容易だ。
人間のいかなる行動、感情、思考も
その裏側には、何かしらの善なる要素がある。
つまり、全ては愛の発露の形に他ならない。
発露の仕方と私たちのとらえ方に
変化の余地があるのだ。