最初の会社に入社した時の同期の口癖が好きだ。
今でもその言葉は私の心に刺さるし
今では私の口癖になっている。
その同期は私の2個上(浪人ではなく彼は修士、私は学士)。
言ってみれば兄のような存在だった。
「ええんやでぇ」
これが口癖だった。
「ええんやでぇ、飲みすぎて吐いたってええんやでぇ」
「ええんやでぇ、できなくたってええんやでぇ」
この、許しの言葉が好きで、
聴くたびに心が安らいだものだ。
そんな彼は同期の中でも出世が早く、
公の場においても信頼に足る存在だったことは間違いない
私はそのころ至らず、
人を許さず、怒りを抱えてばかりいた。
今だからこそ、信頼に足る違いを理解できる。
「ええんやでぇ」
最高の言葉をくれた彼に、心から感謝している
ありがとう。おかげで今、さらに救われている。