脳には否定形がないという。
例えば、
リンゴのことは決して
考えてはならない
と言われると、
リンゴを考えざるを得ない。
◎◎は無い、
と言ったとき、
◎◎は生まれてしまうのだ。
なぜ、脳に否定形はないのだろう?
それは、
頭の中にもう一つの世界が
あるからではないか?
頭の中、心の中には
今目の前とは別の
もう一つの世界が存在する。
ちゃんと空間があり
時間があり
色や音、硬さ、暖かさがある。
頭の中の世界は
思考やイメージと感情によって
描かれる。
その際、
どれだけ何かを否定しても
そのイメージは
頭の中に創られていくのだ。
多くの偉人がこういう
まず、心で創造され、
それがのちに物質化される。
心の中のもう一つの世界は
現実世界とリンクする。
それは、脳科学でも
ある程度は説明がつく
ようになってきている。
理屈はさておき、
心の中の世界を
自分にとって適切で
快適なものにしておけば、
おのずと現実も
適切で快適なものになるのだろう。
人は創造主となれるよう
想像を通じて創造ができる
ようにできているのだ。