脳に主語の認識はないという。
つまり、
私は幸せだ。
と思っても
田中さんは幸せだ。
と思っても
脳は区別がなく
『幸せだ』
という感情を味わう
ということだ。
これは感情移入を
取ってみても
分かることだろう。
映画やアニメ、本を読んで、
主人公や登場人物に
感情移入する。
ワクワクするシーンで
あれば心が高揚するし
悲しいシーンであれば
心は悲哀を感じる。
良くある揶揄だが
任侠映画を見ると
人は肩で風切って歩き始める(笑)
ちなみに私は
愛玩動物が死んでしまうような
話は心が張り裂けそうになる。
これは、本や映画だけの話
ではない。
頭の中での思考も同じことだ。
誰かの幸せを喜べば
自分も幸せになるだろう。
反対に誰かを馬鹿にしたり
不幸を祈れば、
自分が馬鹿にされ、
不幸になるようにしむけて
いるのだ。
人を呪わば穴二つ
と言うのは
脳の機能的に的を得ている。
では反対に
人を祝えばすべてが満たされる
と言うことだろう。
祝福と言うのは、
必ずしも相手のためだけの
行為ではないのだ。
常時祝福。
これは生きる極意だろう。