感謝を辞書で調べると、

ありがたいとお礼の意を表すこと

と出る。

 

では、ありがたい、を辞書で調べると、

人の好意などに対して、

めったにないことと感謝するさま。

と出る。

 

ここに日本語の奥深さがある。

 

めったにないこと

つまり

「在り難い」こと

がありがとうなのだ。

 

つまり、感謝とは

日常に埋もれ、通常だと

価値を見出せないものに対し、

「めったにないもの」と

そのことを切り出すことなのだ。

 

創造という言葉には

切るを意味する『創』の字がある。

 

つまり、

創造とは、何かを切り出すものなのだ。

 

量子力学では、

この空間にすべての要素(エネルギー)

はあり、そこから粒子(物質)化

が起きるという。

 

つまり、全ては既に存在しているが、

そこに何かを見出した時に

はじめて、何かが生まれたと

感じることができるということ。

 

そうなると、

在り難いものとして価値を切り出す、

「ありがとう」とは、

創造の言葉。

 

神は古今東西、創造主と言われる。

つまり、「ありがとう」は

神の言葉なのだ。