こう考えると楽しい。
私たちは不完全だ。
熊や虎に比べ強い爪や牙はない。
空が飛べるわけでもない。
病気になったりもする。
一人では大したことはできない
一方、初めからこれが全くの完璧
であったらどうだろう?
初めから最強であれば、
強くなることの価値を知れない
強くなることを味わえない
初めから空が飛べたら
飛べる価値を知れない
飛べるようになることを味わえない
初めから病気もしなければ
健康のありがたさを知れない
健康になることを味わえない
初めから一人でも何でもできたら
万能であることの価値を知れない
補い合って万能となることを味わえない
欠乏は完璧を味わうための必須条件。
神が全知全能だとしたら、
全知全能をその身に経験するために
わが身を分かつたのだ。