漢方、中医学の専門家の方から
教えていただいた。
風邪の時に飲む葛根湯は
交感神経を優位にしてから
その反動で熱を対外に排出するらしい
つまり、一度呼び水として
身体を過緊張の状態に
もっていっているということ。
一度、緊張状態を作ることで、
その反動で強力な脱力、解熱を行う。
これは、サウナと水風呂の関係でも同じ。
過酷な環境で体を揺さぶって
一気にリラックスの境地に導く。
反対に武道の達人は、
究極に脱力することで、
瞬時にとてつもない速度と力で
相手を打つ、ということができる。
つまり、脱力→緊張。
陰と陽、対極を一度取り入れることで
揺さぶり、さらに深い対極へ
いざなうことができるということだろう。
そんなことを意識して、
朝からジョギングをしてみた。
ジョギングで体を使うこと
つまり適度な緊張状態を起こすことで、
身体が反対にほぐれ、
ジョギング後は深いリラックスの時間を
味わうことができた。
ちょっと疲れたな、
と思ったら、少し呼び水で活動してみて
全力で休むのが良いのかもしれない。