いやなことにも向き合う

苦労に敢えて身を置く

 

というとストイック過ぎて

人生とは苦痛なものだ

という思いを

私は抱いてしまいます。

 

別に心地良くなければ

逃げてもよいのではないか?

立ち向かうだけが

人生でもないでしょう。

 

そう考えていました。

 

最近、更に見えてきたことがあります。

それは、困難に

立ち向かわないし、逃げない

という生き方です。

 

交感神経と副交感神経

という体の神経機能があります。

 

交感神経は『闘争・逃走』の神経

副交感神経は『休息・消化』の神経

 

『闘争・逃走』の神経は

生存を司る神経とも言えます。

 

つまり、生きるために

闘うことを選ぶか、逃げることを選ぶか?

という選択をします。

 

どちらを選んでも、すぐに行動に

移せるよう、筋肉は力が入り、

血圧も上がる。

 

と、原始から離れた現代において、

交感神経の過剰な優位は、

ストレスであり、健康を害するものです。

 

更には、視野狭窄や自由な発想を

阻害するのも、この『闘争・逃走』の

交感神経です。

 

大事なことは、これを踏まえた時、

『逃げる』のもこの『闘争・逃走』の

交感神経だということです。

 

だから、

立ち向かうことも、逃げることもしない

副交感神経優位を目指すために

 

そのためには、

目前のことが『脅威』であるという

幻想を吹き払うために、

 

目の前のことの意味付けを変える

というのが、

 

戦わず、逃げず、の極意です。

 

困難、脅威の先には理想の状態がある。

 

例えば、

この筋トレを超えた先には

強靭で心地よい肉体がある

 

そう考えるだけで、筋トレは脅威でも

なんでもなく、心地よい階段

となります。

 

あらゆる苦悩、脅威もすべて

意味づけをしているのは自分です。

いかようにもなるのです。

 

戦わず、逃げず、自分の理想のために

ただ意味づけを変える

これが心地よく生きる秘訣です。