尊敬する人を目指す生き方

昨日、柴田晴香さんとバタバタラジオという

live配信をしました。

 

その時のテーマが、

「目指さないと、何者かにはなれないのか?」

というものでした。

 

なんでも、以前勤めていた舞台の仕事に

独立してから久々にお呼びがかかって

個人としてお仕事を引き受けたとのこと。

 

以前勤めていた時は、

尊敬する上司の姿を目指して

「自分もああなるぞ!!!」

とお仕事を気張っていたらしいです。

 

しかし、実際にはとてもしんどい

状況が続いたそうで、

 

「何やってんだ!

 まだできないのか!!!」

 

とお叱りを受けるたびに、

 

「まだまだ自分はできない」

「もっと頑張らないとだめだ」

「成長しないと取り残される」

 

と焦燥感や不安ばかりが募り、

感情の起伏がジェットコースターの

ように安定しなかったとのこと。

 

義務感から解放された今の在り方

一方、久々にお仕事を引き受けて

個人として同じ舞台で勤めた

そんな最近の状況は、

 

全然仕事の出来に心が左右されず、

叱られても安心して仕事に集中

できたとのこと。

 

「ああ、みんな動いてくれてありがたいな」

「こうして叱っていただけるって安心だな」

「自分もよくできるようになっているな」

 

という、終始安定して心地よい感情だった

とのことです。

 

これを以て、

「何かを目指さなくてもよいのでは?」

と感じたとのこと。

 

正しい目指し方は『不足」ではなく『充足」に焦点化

では実際はどうなのか?

私が見立てたうえでは、

 

本当の意味で、目指していたのかどうか?

ということです。

 

つまり、過去上司にあこがれていた時は、

上司の姿を目指しているようで、

実のところは、

 

「私はまだまだできない」

「もっとやらないと取り残される」

「まだこんなこともできない」

 

と、「できていない」ことにばかり

意識が行き、結局「できていない」を

目指している状態になっていたのです。

 

反対に今は、上司にあこがれることもなく

焦燥感も手放した結果、

 

「できるようになったなぁ私」

「ほかの人が動いてくれるのもありがたいなぁ」

「うまくいっているなぁ」

 

とむしろ、充足に目を向けることができて、

正しく「求める状態」に意識を集中できている

という状況が生まれたわけです。

 

だから、今の方が本当の意味で

「目指せている!」

ということなんですね。

 

目指すの本当のやり方は、

不足ではなく、充足に目を向けることです。

目を「本当に欲しい状態に」指すんです。

 

ここが分かると、願う通りに生きることが

できるようになります。