何となく、眼鏡をはずす

生活をしている。

 

これはメタファーではない。

実際に30年以上つけ続けている

眼鏡をはずして生活してみている。

 

本を読んで、確固たる信念を持てば

視力は回復する、

という趣旨の話を聞き、

 

それではどうか、

と眼鏡をはずしてみている。

 

まだ、視力は回復しない。

きっとこれからなのだろう(笑)

 

まぁ、視力回復はある意味口実で、

言うほど、物事がくっきり見える

必要はあるだろうか?

 

とも思っている。(だから視力は

回復しないのかもしれないがw)

 

細かい文字が見えなくても、

近づいてみてみれば見れる。

 

たいていの場合は遠くの文字が

見えなくても困らない。

 

大体の物事は大枠が見えていれば

何とかなる。

 

実のところ、よく見えるから煩わしい

事の方が多い。

 

相手の表情が気になると

気を遣ってしまう。

 

怒っているのかな?

不機嫌なのかな?

不満なのかな?

 

眼鏡をかけないと、

表情が良く見えないから、

気を遣わずにすむ。

 

とにかくこちらが

ニコニコしていれば

幸せなもんだから楽だ。

 

部屋のスミのホコリが気になる

でも、細かいものが見えなければ

部屋はきれいにしか感じない。

 

見えなきゃ、ないのと変わらない。

 

更には、

世界がぼやけて見えると、

この世が、脳が映し出している

幻影であることを痛感する。

 

現実なんてさして見えてはいない。

可視光線の範囲なんて

世界の数パーセント未満だ。

 

目に頼らず、

五感に頼りすぎず、

ただ、この世を感じる、

それで十分なのだ。

 

われわれが五感で感じているのは

世の中の一部、

しかも、一部は脳で補正がかかった

幻覚のようなもの。

 

眼鏡に惑わされず、

もっとありのままの世界を

心で感じれば良し。