自分の好きなものを考えてみる。
私は料理が好きだ。
食べることが好きなのはもちろん、
作るのも好きだったりする。
私は病気になってから、
食べるものを制限してきている。
肉、魚は摂らなくなり
油も取らない
玄米採食を中心とし、
米は玄米、小麦は全粒粉
塩分は控え
精製された砂糖は全くとらない。
以前、妻は
「あなたから食を取ったら死ぬのでしょうね」
と言われたこともある。
そのくらい、食に貪欲であったのだろう。
皮肉なことだとも思う。
しかし、人間の本質は変わらないもので、
私はいまだに食に貪欲だ。
砂糖が使えなければ、甜菜糖を使う。
甘酒を使う。メープルシロップを使う。
玄米・雑穀などの精製されていない
ものをつかう。
加糖されていない、カカオニブを使う。
油が使えなければ、アボガドを使う。
そうして、チョコチップケーキなんかを
作り、食べ、舌鼓を打つ。
チョコは本当のところ、苦くてそのままだと
どうしたって楽しみにくいものだ。
だが、甘酒と混ぜることで最高の楽しみとなる。
そこに、一つまみの塩を入れると、
なぜか甘みがさらに強調される。
料理は調和だ。それぞれ単体では生かせない
ものも、補い合うことで、1+1が無限になる。
そこが私が料理を好きな理由だ。
料理には深い深い調和がある。
そこで思う。
調和こそが、この世の豊かさの鍵だ。
競争やリードでは得られない豊かさ
それが調和だ。
これからは調和の時代だと信じてやまない。