実はこの世に他者などなく、
すべては自分の投影である。
という考え方があります。
僕はこれ自体、素敵な考え方だと
思っています。
正しいかそうでないか?
というよりは、
そう考えると楽さ、楽しさに気づけます。
さとうみつろうさんの
『神さまとのおしゃべり』
に以下のような記述があります。
主人公のみつろうは不良社員で
不真面目だけど要領よく仕事をこなします。
そこに、何事にも細かい、真面目一筋な
上司が着きます。
その名もチェックマン。
主人公は細かくチェックされることに
不満だらけ、怒りを感じています。
しかし、神様はこう言います。
「この世はあなたの願い通りにできている」
つまり、主人公のみつろうは
表層意識では「不真面目が格好良い」と
思っている。
その一方、深層意識では
「真面目も大事」だと思っている。
自分という人格では「不真面目」を
演じたい。真面目はまっぴらごめん。
だからチェックマンを引き寄せ、
自分のやりたくない
「真面目に細かくチェック」を
担当させている。
なんと、
この世の中のよくできていることか!
相反する2つの意識(願い)
・不真面目でいたい
・真面目も必要
を両立させるべくこの世を形作っている。
こう考えると、自分と相反する相手には
怒りなぞ忘れ、感謝しかないわけです。
自分のやりたくない部分を担ってくれている
わけですから。
これ、例えば家族、
奥さんや旦那さん、
にも言えることですよね?
自由奔放なお子様は、
あなたの代わりに自由奔放でいてくれて
いるのかもしれません。
他者は自分に他ならない。
こう考えると幸せしかありえない。
そう思いませんか?