自由は西洋的、自在は東洋的な言葉だそうで、
自由と自在で『自』の意味が違うそうです。
自由の「自」は「みずから」。
つまり、わがままにという意味。
自在の「自」は「おのずから」。
つまり、自然におのずからありのままに
という意味。
こうして比べると「自由」は
自分のやりたいように生きる。
良いようでいて、
どこか「我」のある
「エゴ」が見える
「自在」はエゴがなく
自然の一部として身を任せる
一体感、調和がある。
「自在」という言葉は
中国思想家の「荘子」が
使い始めた言葉だという。
この自然との一体感のある
「自在」こそ荘子の目指した
自然な生き方なのだろう
よく、
「自由な時間、経済的自由、
自由な人生を手に入れませんか?」
というような広告を見かける。
この自由には
「私が良ければよい」
というエゴが見えてしまう。
目の前に起こる自然な成り行きの中で
自在に自らの形を変えて
その在り様を楽しむ。
ここに無我、エゴ無き自在な世界が
あるのではないだろうか?