自分と同格の同僚に、思わず
「このくらいはできて当然だろう」
と考え、ダメ出しをしてしまいました。
結果、その同僚は発案をすることが
いやになってしまった。
何か言っても否定をされると思ったのでしょう。
これは私の反省です。
人はとかく、己のレベルで物事をみてしまう。
仕事以外でもそうだ。
奥さんに、
なんでこんなことも分かりやすく説明できないんだ、
と思う
子供に、
なんで話を聞かないのだ、
と思う
なんで、なんで、の中には
自分の高慢が潜みます。
このことの打開策は、
相手のレベルに合わせて考える
そんな視点をもつことでしょう。
同僚は、このことは苦手なのかもしれない。
奥さんは、懸命に説明をしているのだろう。
子供は、話を聞く練習中だ。
相手のレベルにあわせる。
心理学ではペーシング。
相手と同じ地図で生きるということです。
仏教の開祖、仏陀は、
話す相手によって、その内容を
全く変えたといいます。
それは、相手のレベル、視野、価値観に
合わせて説法をしたということでしょう。
だから言葉が様々な人の心に響き、
人の心が集まった。
そして、世界宗教となった。
何事も心に触れたければ
相手のレベルに合わせることが
第一歩なのでしょう。