我が強い、とかいう。

 

自分も昔、

言われていたのだと思う。

ひょっとすると今もか?(笑)

 

人は生存戦略として

個を重視し、他者と自分を分け

我を強くしてきた。

 

個人主義、権利主張

成功は自分の手で掴む

言い方は違えど『我』を

中心にしてきた。

 

一方で、生存がある程度

容易になった現代、

『我』が苦悩の種になる。

 

なんで、あいつはうまくいって

自分はうまくいかない

 

自分はできる人間なのに

周りから認められない

 

子供が言うことをきかない

配偶者が冷たい

 

我欲が満たされない不満

自分が分からなくなる不安

 

ぜーんぶ『我』が引き起こす。

 

独立自尊の精神は

時に役立つが、

正直、ほとんど役立たない場面が多い。

 

我が無くても楽しめる。

 

周りと一体となって、

我を無くして生きる。

それは大変楽しいことだ。

 

家族の動きを見ながら

自分のできることをする。

 

ビジネスパートナー、

ビジネス環境を見つめながら

自分のできることをする。

 

これは大変楽しく、

自我を必要としない。

 

我が無くても

自分を大切にすることはできる。

 

そもそも自分を大事にすることと、

我を満たすということは

イコールではない。

 

本当に自分を大切にするというのは、

自分さえも、全体の一部として捉え、

そのうえで大切にすることができる。

 

自分の肉体、心でさえも大切な

他者として大事にする。

この感覚が分かりやすい。

 

我を捨てて、楽しもう。